忍ヶ丘から歩いてゆく【1】河内磐船まで
2011-01-16


自転車であちこち走っていますと、距離と時間の感覚がのんびりした方向へシフトします。枚方だったら「あ〜自転車で30分〜40分ってとこやな〜」という塩梅ですね。これが徒歩となるとますますのんびりするのではないか?と考えました。昔の人は「江戸まで15日くらい」なんて思っていたわけですからね。

 そんなこともあって、また、自転車だと寒いなということもあって、ここのところ、気軽に歩くことにしています。歩き方を忘れている脚にもちょっと思い出しもらわにゃならんですしね。

 思い立って、今日は星田方面へ歩いてゆくことにしました。結局のところ河内磐船駅まで歩いたのですが、自転車とはまた異なった趣があり、思いの外良きものでした。

 歩いたコースはこんなのです。
[LINK] (禺画像])
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 忍ヶ丘から通称打上バイパスの歩道を通り東寝屋川駅のそばから寝屋川公園内を通過、踏切を渡って田んぼの中を歩き旧高野街道を星田駅まで。そこから府道154号線私市太秦線を始点まで歩き、住宅街の中を通って京阪交野線の築堤を穿つトンネルを抜けて河内磐船駅へ至ります。

 忍ヶ丘の家を出発して、東寝屋川駅に到るまでは大した新味のない道ではあるんですが、昔、工事中のこの道の水たまりにはカブトエビやミズクラゲが発生していました。子供の頃のよき遊び場でしたね。片町線が水路を越える所には非常に古い煉瓦積みの橋台が残っていますが、これはまた別の時に。
 寝屋川公園に入りますと、おや?

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 昔の汲み取り式トイレの臭突の尖端でからから回っていましたなぁ、こう言うのが。これってなんなんだと調べてみたら「風旋ベンチレーター」というのだそうです。写真は金属製ですが、もう樹脂製しか市販はされていないようですね。ステンレスぴかぴかのきれいなベンチレータ。一つ欲しいなぁ…。

 寝屋川公園を通りすぎると寝屋川変電所があります。側にたっている鉄塔はちょっと変わっています。
 こんなのや… 禺画像]

 こんなの…
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 これらは「美化鉄塔」とか「美化柱」と呼ばれるもので、トラス組の鉄塔がものものしいので、美観に配慮して造られたものです。
 美化柱には面白い想い出があって…僕がまだ「美化柱」なんて言葉を知らなかった頃の10年前の話です。会社の番頭さんが電話していました…
「…そこの田んぼのとこにピカチュウ立ってまっしゃろ?」「道のとこにピカチュウ…たってまんがな…」
 田んぼにピカチュウ立ってる…?!えらいこっちゃ、番頭さんとうとう気ぃ狂たんやないか?と思いました。あとで聞けば「ビカチュウ」だったんですねぇ。ああ、よかったぁと思ったものでした。

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 田んぼの中にありました。鳥よけの猫でしょうかね。目が光りそう。一つ欲しいなぁ、これも。
 田圃道から旧高野街道沿いの大谷集落を抜けます。

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[北河内]

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